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EUの商標制度

基本情報

国際条約

パリ条約(優先権証明書取り寄せ不要)、マドリッド協定議定書に加盟していますので、日本出願を基礎とした優先権主張や国際商標登録出願が可能です。

権利付与の原則

日本と同様、先願主義(最先の出願人に権利を付与する制度)が採用されています。

実体審査

(絶対的登録要件)
識別性の有無等について審査されます。

(相対的登録要件)
当事者間の話し合いを経ても異議申立が取り下げられない場合に、先願登録商標や他人の周知商標との同一・類似、著名となっている他人の氏名・名称等を含む商標などの異議申立の根拠となった登録を受けることができない商標に該当するか否かが審査されます。

出願必要書類

ありません。

更新時の使用証拠の提出有無

不要です。

その他

相対的拒絶理由(先行マークとの類否)について審査官は確認しますが、出願マークの先行類似マークが存在していたとしても、そのことに基づくオフィスアクションを発行しません。ただし、当該先行類似マークの保有者に対して、同マークに類似するマークが出願された旨を知らせる文書(サーチレポート)が発行されます。出願人には当該文書(サーチレポート)は発行されません。その後、出願内容が公告されます。公告後に異議申立されなければ、登録が認められます。

イギリスの商標制度

基本情報

国際条約

パリ条約(優先権証明書取り寄せ不要)、マドリッド協定議定書に加盟していますので、日本出願を基礎とした優先権主張や国際商標登録出願が可能です。

権利付与の原則

日本と同様、先願主義(最先の出願人に権利を付与する制度)が採用されています。

実体審査

(絶対的登録要件)
識別性の有無等について審査されます。

(相対的登録要件)
異議申立がされた場合にのみ、先願登録商標や他人の周知商標との同一・類似、著名となっている他人の氏名・名称等を含む商標などの異議申立の根拠となった登録を受けることができない商標に該当するか否かが審査されます。

出願必要書類

ありません。

更新時の使用証拠の提出有無

不要です。

その他

相対的拒絶理由(先行マークとの類否)について審査官は確認しますが、出願マークの先行類似マークが存在していたとしても、そのことに基づくオフィスアクションを発行しません。ただし、出願人に対してそのことを連絡する文書を発行して何らかの対応(指定商品等の削除等)を行う機会を与えます。当該対応を行う必要はなく、その場合は当該先行類似マークの保有者に対して、同マークに類似するマークが出願された旨を知らせる文書(サーチレポート)が発行されるとともに、出願内容が公告されます。公告後に異議申立されなければ、登録が認められます。

ロシアの商標制度

基本情報

国際条約

パリ条約、マドリッド協定議定書に加盟していますので、日本出願を基礎とした優先権主張や国際商標登録出願が可能です。

権利付与の原則

日本と同様、先願主義(最先の出願人に権利を付与する制度)が採用されています。

実体審査

(絶対的登録要件)
識別性の有無等について審査されます。

(相対的登録要件)
先願登録商標や他人の周知商標との同一・類似、著名となっている他人の氏名・名称等を含む商標などの登録を受けることができない商標に該当するか否かが審査されます。

出願必要書類

現地委任状が必要です。

更新時の使用証拠の提出有無

不要です。

その他

英文字マークについて、4文字以上の場合のみ識別力有と商標局は判断します。
なお、商標登録後にロシア税関が侵害疑義品を発見した場合は、現地代理人を介して侵害品であるか否かの確認を商標権者に求めてきます。