欧州単一特許と統一特許裁判所の開始
2023年4月1日に欧州単一特許(UP)制度と統一特許裁判所(UPC)が開始される見込みです。
2023年1月1日からはサンライズ期間として、登録済みのEPC特許をUPCの管轄から除外させるための「オプトアウト」が可能となります。
単一特許制度の開始により、EPC出願の特許付与告示後に、従来の各国への有効化手続きをするか、単一効特許を登録するかを選択することになります。
UPC批准国4ヶ国以上で有効化を希望する場合、単一効特許を取得した方が費用が抑えられる予定です。一方、単一効特許はUPCからのオプトアウトが出来ません。また、有効国が減少しても年金の庁料金が減額されません。
【現時点でのUPC批准国】
オーストリア、ベルギー、ブルガリア、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロベニア、スウェーデン
【UPC批准予定国】
キプロス、チェコ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、ルーマニア、スロバキア
【EU加盟国でUPCに参加していない国】
スペイン、ポーランド、クロアチア
【EU非加盟国(UPC対象外)】
イギリス、アイスランド、ノルウェー、トルコ、スイス、セルビア、アルバニア、リヒテンシュタイン、モナコ、北マケドニア、サンマリノ、モンテネグロ