QCサークル活動は、小集団(サークル)を編成して行う、製造業を中心とした改善活動で、日本をはじめ世界中に広がっています。近年は、製造業だけに留まらず、サービス業、病院、販売業等の業界でも、QCサークル活動を導入する企業が増えてきました。
オンダ国際特許事務所は、1985年にQCサークル活動を導入。当時の事務所はまだ所員50名の小さな事務所です。事務的な業務の改善活動の例もなく、ノウハウも分からない状況で小さな改善を地道にコツコツと重ねていきました。続けること23年。所員も250名に増大し、QC活動も徐々にレベルUP。QC活動という、「業務の改善」を業務として継続していくことで、事務所にとってお金には代えがたい効果をもたらしています。今や所内でQC活動はなくてはならない活動です。
そんな当所のサークルに、女性ばかりで構成されている図面部のサークル「さくさくサークル」があります。結成して10年、コツコツとQC活動を続けてきました。10年前と今とを比較すると、その変化は目覚しく、今では所内でTOPを行く自慢のサークルです。
このさくさくサークルが今回「第1回・事務・販売・サービス部門 全日本選抜大会」に出場しました。
発表することになったこれまでの歩みから全国大会の結果までをご紹介いたします。
(1) 【2007年4月 突然「運営事例」の発表を依頼される】
(2) 【2007年5月 「愛知地区選抜大会」を聴講】
(3) 【2007年6月 「QCサークル岐阜地区選抜大会」出場】
(4) 【2007年7月 「東海支部選抜大会」出場】
(5) 【2008年9月 「QCサークル全員参加大会」出場】
(6) 【2008年5月 「JHS部門全日本選抜QCサークル大会」出場】
(1) 【2007年4月 突然「運営事例」の発表を依頼される】
本番2ヶ月前にQCサークル岐阜地区選抜大会で、さくさくサークルが「運営事例(長年の活動を1ストーリーにする発表)」を発表することに。結成して10年になるため、その長い歴史を一つにまとめるために急ピッチで過去の活動を洗い出す作業からスタート。
(2) 【2007年5月 「愛知地区選抜大会」を聴講】
参考に、愛知地区の選抜大会を聴講。想像を絶するレベルの差に、メンバー一同愕然。カルチャーショックを受け、本当に発表できるのか?!という不安に襲われました。
(3) 【2007年6月 「QCサークル岐阜地区選抜大会」出場】
愛知地区選抜大会聴講後、とにかく分かり易い発表資料作りに励みました。オンダ独自の資料とするべく、イラストは絵の上手な発表者高橋が全部手作り。資料作りもメンバーで分担。作成しながらパワーポイントの様々な機能を新たに発見することもしばしば。何度も何度も推進者と打合せをし、その都度修正。リハーサルを重ね、いよいよ初の選抜大会を迎えました。
初めての発表 |
見事、岐阜地区代表に選抜! |
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(4) 【2007年7月 「東海支部選抜大会」出場】
見事、岐阜地区の代表に選抜され、1ヵ月後に迎える東海支部選抜大会にむけ更なる資料改善。東海支部は、あの愛知地区で見たものすごいサークルの選りすぐりなので、負けてはならぬと気合が入ります。東海支部選抜大会の発表サークルは14サークル。そのうち、事務系のサークルは当所のみ。圧倒的に男性が多い中、女性2人の図面部は大健闘。
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審査員特別賞受賞! |
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(5) 【2008年9月 「QCサークル全員参加大会」出場】
初めての試みとして「事務、販売、サービス業」のみを対象とした「第1回全日本選抜QCサークル大会」が東京で開催されることが決定。この「QCサークル全員参加大会」はそのための選抜大会を兼ねています。前回の東海支部選抜大会は、製造業も含めた大会でしたが、今回はJHS部門のみということで、前回の経験を生かし、再度挑戦。
大会を終えるたびに、審査員の方から、貴重なアドバイスをたくさん頂き、発表資料もどんどんレベルアップしてきました。岐阜地区の幹事の方は、もはや自社サークルのように応援して頂いており、岐阜地区の団結力も強固なものに。JHS部門参加サークルは全5サークル。
金賞受賞!東海支部代表に選抜 |
東京行き決定!!岐阜地区の幹事の皆さんも一緒に大興奮でした。
(6) 【2008年5月22日 「JHS部門全日本選抜QCサークル大会」出場】
東京行きが決定後、本番まで約8ヶ月ありましたが、あっという間でした。
その間に、なんと当所の恩田博宣会長の経営者賞受賞が決定!!23年間QC活動を推進してきた会長の長年の努力が讃えられるとのこと。
記念すべき、東京での全国大会で表彰式が行われることになりました。
さくさくサークルも、岐阜地区の皆さん、東海支部の皆さんに支えられさらに資料に磨きをかけ、本番に挑みました。当日は、会長を始め、サークルメンバーも東京へ。
前日に会場入りをして、パソコンのセッティングを行ったのですが、様々な地域の言葉が行きかっており、全国大会であることを実感しました。
いよいよ本番。
選抜されてきたサークルなので、素晴らしいのは当然ですが、中でも優秀な3サークルには「金賞」残りの6サークルには「銀賞」が頂けます。全国大会に行くからには、目指すは「金賞」。
しかしさすがは、各地の選抜大会を勝ち抜いてきただけあり、どのサークルとてもすばらしい活動をしており、その発表は優劣つけがたいものでした。
| <参加したメンバーからの意見> |
・日本青年館の大ホールのほとんどの席が埋まる程多くの来場者があり、全国大会の規模の大きさを感じました。
発表されたのは、過去に輝かしい受賞歴のあるチームばかりで、全国大会のレベルの高さを目の当たりにしました。
病院など医療系でQCを取り入れていることで、QCの裾野の広さを実感しました。
・すべて改善事例を交えつつ、長年のサークルの歩みをまとめた発表内容で、これまでのひとつの改善事例の発表よりも、その会社・サークルの全体像がつかみやすく、QC活動により会社が効率化・活性化することの意義をより深く感じることができました。
・活動の内容はどのサークルもすごくて、優劣つけがたいものでしたが、その中から金賞に選ばれたサークルは、プレゼンの良さ(発表に引き込まれていく感覚)がありました。耳に心地よい声や、話す速度は重要だと感じました。 |
そんな素晴らしい発表の中、いよいよ表彰式。
金賞受賞サークルの報告 |
金賞受賞!!金メダル贈呈 |
めでたく、金賞を受賞しました。影で支えて下さった方々のご期待にお答えすることができ、本当に良かったです。
また、会長のQCサークル経営者賞贈呈式も行われました。
こんな大きな大会で、会長が経営者賞を受賞できた事は大変光栄に思います。
QCサークル経営者賞贈呈式 |
会長の挨拶 |
こうして、約1年前「QCサークル岐阜地区選抜大会」に始まった、図面部 さくさくサークルの発表は、「第1回JHS部門全日本選抜QCサークル大会 金賞」
という名誉な賞を頂いて、思い残すことなく幕を閉じました。
最後に全サークルで記念撮影 |
駆けつけた図面部メンバーと。 |

終了後、オンダファミリー全員で。 金賞受賞に、経営者賞受賞でみんなご機嫌で 岐阜への岐路につきました。 |
| <発表者の感想> |
・東海地区では珍しい事務系サークルばかりの発表ということで、すべてのサークルに対してとても興味をもって発表を見ることができました。
ミレニアムサークル、MSフロンティアサークルは、改善活動の内容の濃さと、改善活動を行うまでの過程も含めて、見やすい・わかりやすいという2点をベースに、見る人を引き込むような魅力的な語り口で、見学中から「このサークルはすごい!さすがは全国大会だ!」と納得できるような内容でした。受賞の際にこの2サークルが金賞を獲得したことに対して、とても納得がいきました。
このようなすばらしいサークルと同じ場で発表を行えたこと、更には金賞をいただけた事はとても喜ばしく光栄なことだと、受賞後にしみじみ感じました。
・全国大会出場まで、運営事例をまとめあげるのに、1年かけてきました。自分では、「やりきった」という気持ちで思い残すことはありませんでした。数え切れないほど修正を重ね、出来上がったものは、まさに10年間の集大成と呼べるものだと思います。自信を持って発表することができました。
運営事例とは何かさえわからず、その大会の存在も知りませんでした。参考のために愛知地区大会を見学したとき、レベルの高さに愕然とし、QCサークル活動の奥深さを知りました。まだまだ知らないことがたくさんあると実感しました。新しい手法など良いと思われるものを学び、オンダの活動に取り入れていくことも重要だと思いました。
いっしょにがんばってきた、高橋さんと改善推進室の皆さん、アドバイスをしていただいた支部の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。とても貴重な経験ができて良かったです。ありがとうございました。 |
最後に、これまでたくさんのご指導、ご支援を頂いた関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
これで終わることなく、これからも、QCサークル活動の発展に寄与すべく活動の推進を図って参りたいと思います。 |